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「東京タワー」リリーフランキー

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感想。
終盤、沸き上がるように、止めどなくこみ上げてくる涙。
日本中の息子達に読んでもらいたい一冊。
生きるという大切なことを教えてくれる本。
失ってからわかる、母親が息子を思う気持ち・無欲の愛。
そして償うように追いかける、息子から母親への届かない愛。
やはり、実話に勝るものはないな、と感じた。

2006年本屋大賞受賞。
作者の自伝であるこの作品。出生から大人になる様子を、現時点の視線から、回想して話は進む。
要所要所で、エッセイ調の熱い想いが吹き込まれている。
一貫して語られるのは「家族」というテーマ。
面白い語り口調で(冗談を交えた表現方法・エッセイ調)、すーっと読むことができる。

リリーフランキー。
マルチタレント、多種多様な肩書きを持つ。イラストレーター、ライター、エッセイスト、小説家、絵本作家、アートディレクター、デザイナー、ミュージシャン、作詞家、作曲家、構成作家、演出家、ラジオナビゲーター、フォトグラファー、俳優など。

最近は、映画やドラマなど、俳優としての演技もシブいなと、注目している。

糸井重里×リリーフランキー:東京タワー対談


以下本書より抜粋
◉いい家とは、立派なお屋敷だとかそういうことじゃなくて、いつも人が訪ねて来てくれる家である。
◉女は言うてやらんといかん。言葉にして言うてやらんと、女はわからんのやから。
◉東京でも田舎でもどこでも一緒よ。結局は誰と一緒におるのか、それが大切なことやけん。


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